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January 5, 2017 Vol. 376 No. 1

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急性・重症の小児および若年成人における急性腎障害の疫学
Epidemiology of Acute Kidney Injury in Critically Ill Children and Young Adults

A. Kaddourah and Others

背景

急性腎障害(AKI)を発症した小児および若年成人の疫学的特徴は,単一施設の後ろ向き研究で述べられてきた.われわれは,小児集中治療室(ICU)に入室した患者を対象に,重症 AKI に関連する死亡および合併症のリスク増加を明らかにするため多国間前向き研究を行った.

方 法

国際腎臓病ガイドライン機構(KDIGO)の分類を用いて,AKI を定義した.重症 AKI は,ステージ 2 または 3 の AKI(血漿クレアチニンがベースライン値の 2 倍以上,または尿量<0.5 mL/kg/時が 12 時間以上)と定義し,ICU 入室後 7 日間評価した.試験に参加した 32 の ICU のいずれかに入室した生後 3 ヵ月~25 歳の患者全例を,連続 3 ヵ月間スクリーニングした.主要転帰は 28 日死亡率とした.

結 果

評価した 4,683 例のうち,AKI を発症したのは 1,261 例(26.9%,95%信頼区間 [CI] 25.6~28.2)であり,重症 AKI は 543 例(11.6%,95% CI 10.7~12.5)であった.16 個の共変量で補正すると,重症 AKI により 28 日目までの死亡リスクが上昇した(補正オッズ比 1.77,95% CI 1.17~2.68).死亡は,重症 AKI では 543 例中 60 例(11.0%)に発生したのに対し,非重症 AKI では 4,140 例中 105 例(2.5%)に発生した(P<0.001).重症 AKI は,人工呼吸器または腎代替療法の使用の増加と関連した.28 日死亡率の段階的上昇は,AKI の重症度の増加と関連した(log-rank 検定で P<0.001).血漿クレアチニン単独による評価では,尿量の減少している患者の 67.2%の AKI を同定することができなかった.

結 論

急性・重症の小児および若年成人において,AKI が認められる頻度は高く,死亡率上昇などの不良な転帰と関連する.(シンシナティ小児病院医療センターの小児腎臓病研究拠点ほかから研究助成を受けた.AWARE 試験:ClinicalTrials.gov 登録番号 NCT01987921)

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2017; 376 : 11 - 20. )