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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
November 21, 2019
Vol. 381 No. 21
This Week in the JOURNAL
ORIGINAL ARTICLES
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心不全に対するダパグリフロジン
Dapagliflozin in Heart Failureこの無作為化プラセボ対照試験では,2 型糖尿病の有無を問わず,駆出率が低下した心不全患者を対象に,ナトリウム–グルコース共輸送体 2 阻害薬ダパグリフロジンの影響を評価した.心不全の悪化または心血管死のリスクは,糖尿病の有無にかかわらず,ダパグリフロジンを投与した患者のほうが低かった.
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4 価デングワクチン
Tetravalent Dengue Vaccine毎年 3 億 9 千万件のデングウイルス感染症例が発生していると推定されている.二重盲検プラセボ対照試験で,小児 20,071 人で 4 価デングワクチンが評価された.デングウイルス感染の予防におけるワクチンの有効率は 80%であることが示された.
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肺癌に対するチェックポイント阻害
Checkpoint Blockade in Lung Cancer腫瘍細胞中の PD-L1 発現量が 1%以上の進行非小細胞肺癌患者が,ニボルマブ+イピリムマブ併用療法群,ニボルマブ単剤療法群,化学療法群に無作為に割り付けられた.全生存期間は,ニボルマブ+イピリムマブ併用療法を受けた患者が,化学療法を受けた患者よりも有意に長かった.
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PCI 後の治療をチカグレロル単剤療法へ切り替える
Switching to Ticagrelor Monotherapy after PCIプラセボ対照試験で,7,119 例が,PCI 施行後 3 ヵ月の時点でチカグレロル単剤投与を受ける群,またはチカグレロル+アスピリンの 2 剤併用療法を継続する群に無作為に割り付けられた.1 年の時点での,出血と虚血のエンドポイントが評価された.
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短報:糞便移植由来の大腸菌による敗血症
Brief Report: Escherichia coli Sepsis from Fecal Transplant糞便微生物移植は,さまざまな病態に対する新しい治療法である.2 件の臨床試験で,基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生大腸菌菌血症が 1 人のドナー便から患者に伝播し,2 例が敗血症をきたし,うち 1 例は死亡したことが報告されている.
Videos, Images, and Multimedia
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
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粘液腫様変性による僧帽弁逸脱
Myxomatous Mitral-Valve Prolapse22 歳の男性が動悸と胸部不快感を訴えて受診した.心エコー検査で,拡大・肥厚した僧帽弁尖と,僧帽弁の複数のセグメントの収縮期の逸脱が認められ(動画あり),粘液腫様変性による僧帽弁逸脱の診断がなされた.
VIDEOS IN CLINICAL MEDICINE
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的を絞った心臓超音波検査
Focused Cardiac Ultrasonographyこの動画では,ベッドサイドで心臓の大きさ,構造,機能を定性的または半定量的に評価する手段である,的を絞った心臓超音波検査(FoCUS)を実施するうえでの実際的な方法を提示する.動画では,左室収縮能の視覚的な評価法を紹介する.
CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL
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呼吸困難,嚥下痛,腹痛を呈する男性
A Man with Dyspnea, Odynophagia, and Abdominal Pain34 歳の男性が呼吸困難のため入院した.抗体分画によりヒト免疫不全ウイルス 1 型感染の診断が確定され,胸部画像検査でびまん性のすりガラス状陰影を認めた.Pneumocystis jirovecii 肺炎に対する治療を開始後,急激な腹痛が出現した.診断手技が行われた.
NEJM QUICK TAKE
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心不全におけるリスクを低下させる
Reducing Risk in Heart Failureナトリウム–グルコース共輸送体 2(SGLT2)阻害薬のいくつかの大規模試験で,SGLT2 阻害薬が糖尿病患者における心不全の新規発症による入院のリスクを低下させることが示されているが,糖尿病の有無を問わず,すでに心不全と診断されている患者にも利益があるかどうかは明らかでない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW
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社会福祉給付金と健康
Social Welfare Benefits and HealthIppolytos Kalofonos が,脆弱な患者の障害手当へのアクセス促進に,米国の医師が担うゲートキーパーの役割について論じている.