The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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This Week at NEJM.org

September 22, 2016 Vol. 375 No. 12

September 22, 2016
Vol. 375 No. 12

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 外傷による頭蓋内圧亢進に対する開頭術
    Craniectomy for Traumatic Raised Intracranial Pressure

    外傷性脳損傷で薬物療法抵抗性の頭蓋内圧亢進を認める患者に対する減圧開頭術の施行と薬物療法の継続とを比較した試験で,減圧開頭術のほうが死亡率は低く,植物状態と重度障害の発生率が高かった.

  • 経口第 Xa 因子阻害薬の作用の中和
    Reversal of Effects of Oral Factor Xa Inhibitors

    急性大出血を起こした患者を対象とした小規模試験で,第 Xa 因子の触媒活性のないデコイであるアンデキサネット アルファは,リバーロキサバンとアピキサバンの第 Xa 因子阻害作用の中和に有効であった.

  • 早産児に対する経鼻高流量酸素療法
    Nasal High-Flow Therapy in Preterm Infants

    呼吸困難を呈する早産児に対する一次呼吸補助として経鼻高流量酸素療法と持続陽圧呼吸療法とを比較した多施設共同試験で,高流量酸素療法のほうが治療失敗率が有意に高かった.

  • KAF156 の抗マラリア活性
    Antimalarial Activity of KAF156

    アルテミシニン耐性マラリアの出現・拡大を受け,新たな治療法が必要とされている.この試験では,新規抗マラリア化合物のイミダゾロピペラジン系薬 KAF156 が,in vivo で抗マラリア活性を有することが示された.

REVIEW ARTICLE

  • 原発性硬化性胆管炎
    Primary Sclerosing Cholangitis

    原発性硬化性胆管炎は,根本的治療のない,持続的・進行性の疾患である.この総説では,現在解明されていることをまとめ,この病態の発生機序と管理について論じている.

PERSPECTIVE AND EDITORIAL

  • データ共有について
    On Data Sharing

    3 組の著者グループがデータ共有について書いている.Genomic Data Commons について述べられ,臨床試験研究者によるデータ共有の差し控えに対処する手段が提示され,データ共有が分断されたものにならないようにするための道筋が提案されている.本誌編集委員らは,NEJM SPRINT Data Analysis Challenge を通じて,データ共有のデモンストレーションを行うことを提案している.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 三日熱マラリア原虫の in vitro での鞭毛放出
    In Vitro Exflagellation of Plasmodium vivax

    三日熱マラリア原虫の in vitro での鞭毛放出

    亡命を求めてスイスに到着したばかりのエリトリア出身の 24 歳の男性が,繰り返す発熱で救急部を受診した.過去 3 年間,約 2 ヵ月ごとに発熱しているという.

CLINICAL DECISIONS

  • 肥満と減量
    Obesity and Weight Loss

    減量に関するこの双方向の特集記事では,1 例の症例を提示し,FDA 承認薬の補助的使用を支持するエッセイと,生活習慣の改善と非薬物療法の重点化を支持するエッセイを添えている.NEJM.org でコメントを述べ,投票してください.

NEJM QUICK TAKE

  • 減圧開頭術と外傷性脳損傷
    Decompressive Craniectomy and TBI

    減圧開頭術と外傷性脳損傷

    外傷性脳損傷後の頭蓋内圧は,薬物療法または減圧開頭術により低下させることができるが,薬物療法を行っても頭蓋内圧の上昇が持続する患者に開頭術が有用であるかどうかは不明である.最新の研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • データ共有の展望と課題
    Promises and Challenges of Data Sharing

    Jeffrey Drazen が,臨床試験データ共有の将来について論じている.