The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

NEJM日本国内版は,必要な論文に簡単にアクセスできるよう「主要論文アブストラクト」「目次」「This Week at NEJM.org」を,日本語訳にてご提供しています.

This Week at NEJM.org

May 18, 2017 Vol. 376 No. 20

May 18, 2017
Vol. 376 No. 20

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 重症喘息におけるイマチニブによる KIT 阻害
    KIT Inhibition by Imatinib in Severe Asthma

    この原理検証(proof-of-principle)試験では,重症難治性喘息患者へのイマチニブの投与により,マスト細胞の活性化が抑制され,気道反応性が改善した.

  • 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症を治療する
    Treating Eosinophilic Granulomatosis with Polyangiitis

    好酸球性多発血管炎性肉芽腫症患者への抗インターロイキン-5 モノクローナル抗体メポリズマブの投与により,36 週と 48 週の時点で 32%が寛解状態にあったのに対し,プラセボ投与では 3%であった.

  • 高リスク血管疾患におけるエバセトラピブ
    Evacetrapib in High-Risk Vascular Disease

    高リスク血管疾患患者を対象とした無作為化試験で,コレステリルエステル転送蛋白阻害薬エバセトラピブは,確立した脂質バイオマーカーに良好な効果をもたらしたが,心血管イベント発生率がプラセボより低いことには関連しなかった.

  • 食事療法中の肥満高齢者における運動トレーニング
    Exercise Training in Dieting Obese Older Adults

    肥満高齢者の虚弱(フレイル)からの回復と,減量による筋量・骨量減少の予防を目的とする,食事療法といくつかの運動法に関する試験で,食事療法による減量に有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせる方法が,機能状態の改善にもっとも有効であった.

  • 急性心不全におけるウラリチド
    Ularitide in Acute Heart Failure

    急性心不全でウラリチドを投与された患者では,プラセボを投与された患者と比較して,収縮期血圧と脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体 N 端フラグメント値が大きく低下したが,心血管系死亡率は改善しなかった.

REVIEW ARTICLE

  • 慢性低酸素による生理学的影響
    Physiological Effect of Chronic Hypoxia

    この総説では,低い細胞内酸素濃度に対する一連の生理学的反応を検討し,酸素調節により酸素濃度を上昇させることが生理学的反応に及ぼす影響について論じている.

PERSPECTIVE

  • 若き女性医師への手紙
    Letter to a Young Female Physician

    医療現場には性差別がありますが,もっと気づきにくく,次第に大きくなる障壁もあるかもしれません.わたしはキャリアを重ねるごとに,自分は周囲を欺いているのではないかという不安に取りつかれてきました.そしてわたしたち女性は,自分の力不足にとらわれる傾向があるだけでなく,自分の強みを過小評価することがよくあります.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 結節性硬化症
    Tuberous Sclerosis Complex

    結節性硬化症

    71 歳の男性が,慢性腎臓病の評価のため受診した.結節性硬化症を示唆する,顔面の紅斑性丘疹と趾爪の病変が認められた.

NEJM QUICK TAKE

  • 運動と機能状態
    Exercise and Functional Status

    運動と機能状態

    運動は肥満高齢者の身体機能を改善させるであろうか? 新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 医師の言論を守る
    Protecting Physician Speech

    Wendy Parmet が,銃器に関する医師の発言を禁止するフロリダ州法の一部を覆す判決について論じている.