The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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日本語アブストラクト

January 9, 2003 Vol. 348 No. 2

男性の冠動脈性心疾患における飲酒パターンと 摂取したアルコールの種類の役割
Roles of Drinking Pattern and Type of Alcohol Consumed in Coronary Heart Disease in Men

K.J. Mukamal and Others

背景

中等度の飲酒は心筋梗塞のリスクを減少させるが,飲酒パターンとアルコールの種類の役割については依然として不明である.

方 法

中等度の飲酒は心筋梗塞のリスクを減少させるが,飲酒パターンとアルコールの種類の役割については依然として不明である.

結 果

12 年の追跡期間中,心筋梗塞の症例は 1,418 例であった.アルコール摂取が週に 1 日未満であった男性と比較すると,週に 3~4 日,あるいは 5~7 日であった男性では,心筋梗塞のリスクが減少した(多変量相対リスクはそれぞれ 0.68[95%信頼区間 0.55~0.84]および 0.63[95%信頼区間 0.54~0.74]).飲酒日に摂取したアルコールが 10 g 未満の男性と 30 g 以上の男性では,リスクは同程度であった.アルコールの種類や食事時の摂取によって,ほかの利益が加わることはなかった.4 年の追跡期間における,アルコール摂取の 1 日 12.5 g の増加と関連する心筋梗塞の相対リスクは 0.78(95%信頼区間 0.62~0.99)であった.

結 論

男性では,週 3~4 日以上のアルコール摂取は,心筋梗塞のリスクと負の関係にあった.アルコールの種類も,食事の時に摂取される割合もこの関連性を変えなかった.追跡期間中にアルコール摂取を中等度に増量した男性では,心筋梗塞のリスクが減少した.

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2003; 348 : 109 - 18. )