The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

Share

RSS

日本語アブストラクト

March 12, 2009 Vol. 360 No. 11

米国におけるホスピタリストによる高齢患者のケアの増加
Growth in the Care of Older Patients by Hospitalists in the United States

Y.-F. Kuo and Others

背景

米国におけるホスピタリストによる患者ケアの増加に関して,全米および地域ベースの情報は少ない.

方 法

1995 年,1997 年,1999 年,2001~06 年のメディケア受給者の 5%の標本から,米国の 5,800 の病院で高齢患者にケアを提供していた総合内科医 120,226 名を同定した.ホスピタリストの定義は,評価・管理サービスに対するメディケア請求のうち,90%以上が入院患者へのケアである総合内科医とした.次いで,ホスピタリストによる入院患者への全メディケアサービスの割合を算出し,ホスピタリストからの受療に関連する患者特性と病院特性を同定した.

結 果

ホスピタリストとして同定された総合内科医の割合は,1995 年の 5.9%から 2006 年には 19.0%に増加した.同期間中に,総合内科医からの入院患者の評価・管理サービスに対する全請求のうち,ホスピタリストからの請求が占める割合は 9.1%から 37.1%に増加した.ホスピタリストによるケアの増加に伴い,総合内科医(ホスピタリストと従来の病院外の総合内科医の両方)からケアを受けたメディケア入院患者全体の割合も,1995 年の 46.4%から 2006 年には 61.0%に増加した.患者特性と病院特性で補正したマルチレベル多変量解析では,ホスピタリストからケアを受けるオッズは,1997~2006 年のあいだに年間 29.2%増加した.2006 年には,ホスピタリストによるケアの比率に地理的なばらつきが顕著に認められ,一部の病院紹介地域では 70%を超えた.

結 論

メディケア請求データの分析から,1995~2006 年に,ホスピタリストによる入院患者のケアが大幅に増加したことが示された.

英文アブストラクト ( N Engl J Med 2009; 360 : 1102 - 12. )