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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
May 10, 2007
Vol. 356 No. 19
ORIGINAL ARTICLE
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高悪性度の子宮頸部病変を予防するための HPV に対する 4 価ワクチン
Quadrivalent Vaccine against HPV to Prevent High-Grade Cervical Lesionsこの大規模無作為化プラセボ対照試験において,4 価ワクチン(ヒトパピローマウイルス 6 型,11 型,16 型,18 型を含む)を 1 日目,2 ヵ月目,6 ヵ月目に接種したところ,子宮頸部上皮内腫瘍の発症率が著明に減少した.既往病変に対する有益な効果は認められなかった.HPV 16 型,18 型に関連する新規罹患病変に対する予防効果は,経時的に増加するようである.
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肛門生殖器疾患の予防のための HPV に対する 4 価ワクチン
Quadrivalent Vaccine against HPV to Prevent Anogenital Diseasesヒトパピローマウイルス(HPV)は,陰部疣贅と子宮頸癌の重要な原因である.この大規模無作為化プラセボ対照試験では,4 価 HPV ワクチンを 1 日目,2 ヵ月目,6 ヵ月目に接種したところ,子宮頸部上皮内腫瘍と外陰部または腟・肛門周囲病変の発症率が著明に低下することが示された.既往病変に対する有益な効果は認められなかった.HPV 16 型,18 型に関連する新規罹患病変に対する予防効果は,経時的に増加するようである.
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HPV と口腔咽頭癌の症例対照研究
Case-Control Study of HPV and Oropharyngeal Cancerこの研究は,ヒトパピローマウイルス(HPV)への曝露や経口感染と口腔咽頭癌との強い関連について,説得力のあるエビデンスを提示している.今回のデータから,性行為によりウイルスが口腔内へ感染する可能性が示唆される.喫煙,飲酒,またはその両方により,HPV への曝露と口腔咽頭癌との関連が強まることはなかったが,HPV への曝露が認められない患者では,喫煙と飲酒は口腔咽頭癌と強い関連を示した.
SPECIAL ARTICLE
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オランダにおける安楽死法下の終末期医療
End-of-Life Practices in the Netherlands under the Euthanasia Act1993 年,オランダでは,安楽死と医師による自殺幇助の報告手続きが確立され,このガイドラインに従ったほとんどの医師は告訴されることはなかった.安楽死と医師による自殺幇助は,2002 年に法律が可決されるまでは正式には合法化されていなかった.1990~2005 年に実施された医師調査によると,安楽死と医師による自殺幇助は依然としてまれであり,その割合は,それらが合法化されたあとに若干減少した.
MECHANISMS OF DISEASE
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高血圧の発症におけるナトリウムとカリウムの役割
Sodium and Potassium in the Pathogenesis of Hypertensionこの概説は,ナトリウムとカリウムの相互作用が高血圧症発症の中核をなすという,疫学的,生理学的,分子的エビデンスについて検討している.結論として,食事で摂取するナトリウムを減らし,カリウムをふやすことを推奨している.
CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL
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発熱および両眼と右耳に疼痛・腫脹を有する 59 歳の男性
A 59-Year-Old Man with Fever and Pain and Swelling of Both Eyes and the Right Earそれまで健康であった 59 歳の男性が,発熱,体重減少,両眼と右耳の有痛性腫脹のため当院へ入院した.6 週間前に頭痛と発熱が発現し,続いて頸部痛,両眼の疼痛と腫脹,右耳痛が現れた.これらの症状は,抗菌薬治療に反応を示さなかった.入院時の臨床検査により,赤血球沈降速度の亢進と貧血が明らかになった.診断検査が行われた.
CLINICAL IMPLICATIONS OF BASIC RESEARCH
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癌と p53,そして細胞老化
Cancer, p53, and Senescenceリンパ腫,肉腫,肝臓癌のモデルマウスを使用した実験により,p53 の標的化が実用的な治療戦略となる可能性があることと,細胞老化が腫瘍縮小に寄与することが示唆された.