The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

August 22, 2013
Vol. 369 No. 8

ORIGINAL ARTICLES

  • 潰瘍性大腸炎に対する寛解導入および維持療法としてのベドリズマブ
    Vedolizumab as Induction and Maintenance Therapy for Ulcerative Colitis

    この 52 週間の無作為化試験では,潰瘍性大腸炎の治療に α4β7 インテグリン抗体であるベドリズマブが有効であった.ベドリズマブによって,有害事象がプラセボよりも有意に増加することはなかったが,この試験は安全性を十分に評価するには規模が小さく,期間が短かった.

  • クローン病に対する寛解導入および維持療法としてのベドリズマブ
    Vedolizumab as Induction and Maintenance Therapy for Crohn's Disease

    この 52 週間の無作為化試験では,クローン病の治療に α4β7 インテグリン抗体であるベドリズマブが有効であった.重篤な有害事象の発生率は,ベドリズマブ群のほうがプラセボ群よりも高かった.

  • 副作用に基づく腎癌の治療選択
    Side-Effect-Based Choice of Therapy for Renal Cancer

    現在,腎癌の治療薬として多くの薬剤が承認されている.パゾパニブとスニチニブを比較した結果,抗腫瘍活性は同程度であったが,副作用プロファイルに違いが認められた.QOL に影響する症状に関しては,スニチニブのほうが若干不良であった.

  • 中南米における東部ウマ脳炎
    Eastern Equine Encephalitis in Latin America

    2010 年,パナマでは東部ウマ脳炎ウイルス,ベネズエラウマ脳炎ウイルスに関連するヒト脳炎が増加した.この報告では,同時期にみられたウマ感染例との関連が示され,ヒトにおける病原性の変化が示唆されている.

  • 殺虫剤処理した蚊帳とフィラリア症
    Insecticidal Bed Nets and Filariasis

    世界におけるリンパ系フィラリア症の撲滅には,媒介虫の制御戦略の改善が鍵となる.この報告では,パプアニューギニアの 5 つの村で殺虫剤処理した蚊帳を使用した結果,ハマダラカの Wuchereria bancrofti 感染率が有意に低下した.

CLINICAL THERAPEUTICS

  • 炎症性腸疾患に対する腫瘍壊死因子阻害薬
    TNF Inhibitors for Inflammatory Bowel Disease

    35 歳の男性がクローン病が再燃したため受診した.腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬による治療が推奨されている.TNF 阻害薬は,炎症性サイトカインである TNF-α の作用を遮断し,そのいくつかは炎症性腸疾患の治療に有効であることが示されている.

CLINICAL IMPLICATIONS OF BASIC RESEARCH

  • インスリン抵抗性と β 細胞
    Insulin Resistance and the Beta Cell

    糖尿病研究において,膵臓のインスリン分泌 β 細胞を増やす方法を見つけることは重要な目標である.最近,β 細胞の増殖を誘発する,肝臓や白色脂肪により分泌されるホルモンが同定され,この目標に一歩近づいた.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE VIDEO

  • 家族性原発性クリオフィブリノーゲン血症
    Familial Primary Cryofibrinogenemia

    家族性原発性クリオフィブリノーゲン血症

    50 歳の女性が有痛性の病変の既往で受診した.病変は,小児期より毎年秋になると寒冷曝露される皮膚部位に発生し,春には消失した.診察により,両耳,両股関節,両膝関節,指,足指に潰瘍,皮斑,青紫色の変色が認められた.

INTERACTIVE MEDICAL CASE

  • 失神を起こした患者
    A Patient with Syncope

    失神を起こした患者

    この双方向性の特集記事では,サッカーのプレー中に突然意識を消失し,回復後に救急部を受診した 35 歳の男性の症例を紹介する.NEJM.org でご自身の診断・治療技術を試してください.

CRITICAL CARE MEDICINE

  • 重症敗血症と敗血症性ショック
    Severe Sepsis and Septic Shock

    77 歳の男性が,肉眼的糞便性腹膜炎に対する直腸 S 状結腸切除術後に,集中治療室に入室した.敗血症性ショックによる死亡のリスクを低減させるには,どのような治療を開始すべきであろうか? NEJM.org でさらに多くの情報を得て,投票しコメントを述べてください.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 肺移植の倫理
    Lung-Transplantation Ethics

    Keren Ladin が,小児への肺移植の割当ての公正性について論じている.