ORIGINAL ARTICLES

• 駆出率が保持された心不全に対するスピロノラクトン
  Spironolactone for Heart Failure with Preserved EF

  この試験では，駆出率が保持された心不全患者 3,445 例が，スピロノラクトン群とプラセボ群に割り付けられた．平均 3.3 年の時点で，心血管系の原因による死亡，蘇生された心不全，心不全による入院に群間で有意差は認められなかった．

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• 治療抵抗性高血圧に対する腎除神経術
  Renal Denervation for Resistant Hypertension

  この大規模試験では，腎動脈内で高周波アブレーションカテーテルを用いて行う腎除神経術は，治療抵抗性高血圧患者の血圧に有意な影響を及ぼさなかった．この結果は，偽手術を対照に設定しなかったより小規模な試験の結果と矛盾する．

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• 中等度リスクの肺塞栓症に対する血栓溶解療法
  Fibrinolysis for Intermediate-Risk Pulmonary Embolism

  無作為化試験において，中等度リスクの肺塞栓症患者 1,006 例が，標準的なヘパリン療法に加えて，テネクテプラーゼを投与する群とプラセボを投与する群に割り付けられた．テネクテプラーゼ群のほうが血行動態の代償不全の発生率は低かったが，重大な出血と脳卒中の頻度が高かった．

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• 重症敗血症に対するアルブミン補充
  Albumin Replacement in Severe Sepsis

  重症敗血症患者に対し，晶質液輸液にアルブミン補充を併用しても，晶質液単独と比較して，28 日死亡率，90 日死亡率に対する利益は認められなかった．事後解析では，敗血症性ショック患者には有用である可能性が示唆された．

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• 新たなコレステロールガイドラインの影響
  Effects of New Cholesterol Guidelines

  研究者らは，全米健康栄養調査（NHANES）の 2005～10 年のデータを用いて，新たなコレステロール治療ガイドライン 2013 による影響を米国全体に外挿した．新ガイドラインによって，スタチン療法に適格とされる成人の数は 1,280 万人増加すると推定されている．

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CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

• ボストンマラソンでの爆弾爆発により外傷を負った男性
  A Man with Traumatic Injuries after a Bomb Explosion at the Boston Marathon

  34 歳の男性が，ボストンマラソンで爆弾が爆発した際に負った外傷のため救急部に搬送された．男性の右下肢は膝から下が切断されており，左下肢は熱傷を負っていた．画像検査で両下肢，骨盤，胸部に金属性異物を認めた．

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PERSPECTIVE

• 健康増進のための同性婚
  Same-Sex Marriage for Better Health

  研究では，同性婚に対する差別的な環境と禁止が健康に害を及ぼすこと，そして同性婚を合法化すれば性的マイノリティ（LGBT）の人々の健康によい影響を及ぼし，LGBT とその子どもたちの保険利用が向上することが示唆されている．

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