The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

August 29, 2019
Vol. 381 No. 9

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 南アフリカにおける HIV に対するドルテグラビルをベースとしたレジメン
    Dolutegravir-Based Regimens for HIV in South Africa

    サハラ以南のアフリカにおける HIV-1 感染症の治療には多くの課題がある.この報告では,南アフリカの HIV-1 感染者を対象に,テノホビル アラフェナミドフマル酸塩(TAF)+エムトリシタビン(FTC)+ドルテグラビル(DTG),テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF)+FTC+DTG,地域の標準治療レジメン(TDF+FTC+エファビレンツ)の 3 種類のレジメンの安全性と有効性が評価されている.

  • カメルーンにおける HIV-1 に対するドルテグラビルとエファビレンツ 400 mg との比較
    Dolutegravir vs. 400 mg Efavirenz for HIV-1 in Cameroon

    カメルーンで行われた HIV-1 に対する一次治療の非盲検試験で,ドルテグラビルベースのレジメンは,低用量エファビレンツベースのレジメンに対し,初回の抗レトロウイルス療法として非劣性であった.しかし,ドルテグラビル群は体重増加量がより大きく,肥満の発生率もより高かった.

  • 神経管閉鎖障害と抗レトロウイルス療法
    Neural-Tube Defects and Antiretroviral Treatment

    ボツワナで HIV 感染に対する治療が増加しているなか,ドルテグラビルの使用と神経管閉鎖障害との関連が特定された.

  • 糖尿病における経口セマグルチドと心血管転帰
    Oral Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Diabetes

    グルカゴン様ペプチド 1 受容体作動薬セマグルチドの安全性データは,皮下注射剤については存在するが,経口剤についてはない.今回,心血管リスクの高い 2 型糖尿病患者を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験で経口セマグルチドの評価が行われ,心血管安全性に関して非劣性が示された.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • ヨットレース中に頭部外傷を負った女児
    A Girl with Head Trauma during a Sailboat Race

    16 歳の女児が,ヨットレース時に頭部に外傷を負った後,頭痛,めまい,平衡障害,疲労,易刺激性,睡眠困難,集中困難のため,スポーツ脳震盪クリニックを受診した.診断と,管理の意思決定がなされた.

CLINICAL IMPLICATIONS OF BASIC RESEARCH

  • 喘息において結晶した知見
    Crystalline Findings in Asthma

    シャルコー・ライデン結晶は,喘息患者および鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎患者の気道粘液中にみられるのが典型であるが,最近の研究で,シャルコー・ライデン結晶は免疫原性であり,それをナノボディを用いて融解することが,アレルギー性気道疾患の治療への実験的アプローチとなることが示されている.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 喉頭蓋炎
    Epiglottitis

    喉頭蓋炎

    48 歳の男性が,嚥下痛と発熱で緊急診療クリニックを受診した.頸部の X 線画像で「母指徴候(thumb sign)」が認められ,喉頭蓋炎の診断が下された.

REVIEW ARTICLE

  • 副腎クリーゼ
    Adrenal Crisis

    副腎クリーゼ

    ステロイド補充療法により副腎機能障害を有する患者の生存期間は延長するが,そのような患者の多くで生命を脅かす副腎クリーゼが依然として発現する.この総説では,副腎クリーゼの病態生理,疫学,および治療を検討する.

NEJM QUICK TAKE

  • 南アフリカで HIV 感染を治療する
    Treating HIV Infection in South Africa

    南アフリカで HIV 感染を治療する

    WHO が推奨する HIV の一次治療は妊娠中や結核治療中も安全に行うことができるが,耐性に対するバリア機能が弱く,毒性がよくみられる.標準レジメンを上回る利益を有するほかの薬剤も有害作用が認められる場合がある.低・中所得国,結核患者,妊娠中の患者のデータは少ない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 医学生とオピオイド
    Medical Students and Opioids

    医学生とオピオイド

    Catherine Lucey が,医学生におけるオピオイド使用障害の特定と治療について論じている.