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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
November 2, 2023
Vol. 389 No. 18
This Week in the JOURNAL
ORIGINAL ARTICLES
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SIA により繰り返す出血に対するサリドマイド
Thalidomide for Recurrent Bleeding Due to SIA小腸血管異形成(SIA)患者 150 例を対象とした無作為化プラセボ対照試験で,サリドマイド投与により出血の再発が減少した.
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発作性心房細動に対するパルスフィールドアブレーション
Pulsed Field Ablation for Paroxysmal Atrial Fibrillation発作性心房細動患者を対象とした無作為化試験で,パルスフィールドアブレーションは,1 年の時点で手技関連イベントと不整脈イベントの複合が発生していないことに関して,熱アブレーションに対して非劣性を示した.
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肺癌に対する周術期化学免疫療法
Perioperative Chemoimmunotherapy in Lung Cancer切除可能非小細胞肺癌患者において,術前にデュルバルマブ投与と化学療法を行い,デュルバルマブによる術後療法を行った場合,術前に化学療法のみを行った場合と比較して,奏効割合が高く,無イベント生存期間が長かった.
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短報:コリンと心臓の表現型
Brief Report: Corin and Cardiac PhenotypesCORIN ヌル変異体のホモ接合体の同胞 2 例を対象とした研究の知見は,BNP 経路と ANP 経路がどの程度重複しているかを理解するうえで重要である.
REVIEW ARTICLE
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囊胞性線維症
Cystic Fibrosisこの総説では,囊胞性線維症の病態生理,評価,治療について概説し,有効性の高いモジュレーター療法の使用における最近の進歩についても述べている.
Videos, Images, and Multimedia
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
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後天性反応性穿孔性膠原線維症
Acquired Reactive Perforating Collagenosis2 型糖尿病を有する 83 歳の女性が,4 ヵ月前から続く痒みを伴う背中の皮疹を訴えて受診した.診察では,基部に発赤を伴うクレーター状の病変が線状に並んでいた.
CLINICAL PROBLEM-SOLVING
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差し迫る危険に取り囲まれて
Encased in Peril心房細動に対して最近カテーテルアブレーションを受け,悪化する呼吸困難,下腿浮腫,腹部膨満を訴えて受診した患者の心臓画像検査を動画で示す.
DOUBLE TAKE
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害を減らす ― 銃器の保管について話し合う
Reducing Harm — Having Conversations about Firearm Storageこの動画では,銃器の安全な取扱いと保管について,医療提供者が患者や家族と話し合うことの重要性を論じ,この話題を切り出すための方法やシナリオを紹介している.
NEJM QUICK TAKE
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SIA により繰り返す出血に対するサリドマイド
Thalidomide for Recurrent Bleeding Due to SIA小腸血管異形成(SIA)は小腸出血の原因としてもっとも頻度が高い.出血を繰り返す SIA 患者には,有効で安全な経口治療薬が必要とされている.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
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発作性心房細動に対するパルスフィールドアブレーション
Pulsed Field Ablation for Paroxysmal Atrial Fibrillation薬剤抵抗性の発作性心房細動患者に対するパルスフィールドアブレーションの,従来の熱アブレーションと比較した安全性と有効性は明らかにされていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.
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肺癌に対する周術期化学免疫療法
Perioperative Chemoimmunotherapy in Lung Cancer切除可能非小細胞肺癌患者に対する最適な治療は明らかでない.周術期デュルバルマブ投与と術前化学療法を併用した場合と,術前化学療法単独とを比較した新たな研究知見が短い動画にまとめられている.
PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW
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介護施設の人員配置を規制する
Regulating Nursing Home StaffingDavid Grabowski が,米国の介護施設に対して,最小限の人員配置に関する固有の基準を義務付ける連邦規則案について論じている.