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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

February 15, 2024
Vol. 390 No. 7

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 多発性硬化症における CD40L のフレキサリマブによる阻害
    Inhibition of CD40L with Frexalimab in MS

    多発性硬化症患者を対象とした第 2 相試験で,CD40L 阻害薬フレキサリマブにより,12 週時の MRI 上の新規病変数(8 週時との比較)が減少した.

  • 禁煙に用いる電子たばこ
    Electronic Cigarettes for Smoking Cessation

    この無作為化試験では,標準的な禁煙カウンセリングに加えて電子たばこを提供した場合,6 ヵ月の時点での禁煙割合が高くなったが,ニコチンの使用も増加した.

  • 複雑性 UTI に対するセフェピム・タニボルバクタム
    Cefepime–Taniborbactam for Complicated UTI

    複雑性尿路感染症(UTI)に対し,セフェピム・タニボルバクタム(β-ラクタム系薬とβ-ラクタマーゼ阻害薬の合剤)を投与した患者のほうが,メロペネムを投与した患者よりも,臨床的成功と微生物学的成功は有意に優れていた.

  • 短報:ウォルマン病の乳児 1 例の治療経験
    Brief Report: Treatment of Wolman’s Disease in an Infant

    子宮内でウォルマン病と診断され出生した乳児 1 例に,早期造血幹細胞移植への橋渡しとして,酵素補充療法,脂肪制限食,リツキシマブベースの B 細胞除去療法が行われた.

CLINICAL PRACTICE

  • 高齢者の治療抵抗性うつ病
    Treatment-Resistant Depression in Older Adults

    高齢者の治療抵抗性うつ病はよくみられ,管理が困難なことがある.戦略には,適切な抗うつ薬療法の実施と,同時に存在する精神的ニーズ,医学的ニーズへの対処が含まれる.

REVIEW ARTICLE

  • ベーチェット症候群
    Behçet’s Syndrome

    ベーチェット症候群

    この総説では,ベーチェット症候群の疫学,病因,臨床発現,鑑別診断と,標的療法について概説している.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 左右対称性薬剤関連間擦部・屈側部皮疹(SDRIFE)
    Symmetric Drug-Related Intertriginous and Flexural Exanthema

    左右対称性薬剤関連間擦部・屈側部皮疹(SDRIFE)

    42 歳の女性が,10 日前から続く腋窩,腹部,鼠径部の左右対称性の皮疹で受診した.皮疹は非ステロイド性抗炎症薬の服用開始後に出現した.

CLINICAL DECISIONS

  • 原発性自然気胸
    Primary Spontaneous Pneumothorax

    原発性自然気胸

    自然気胸を発症した男性に関するこの特集記事では,症例を提示し,胸腔チューブの挿入を支持するエッセイと,外来での慎重な経過観察を推奨するエッセイの 2 つを紹介している.

NEJM QUICK TAKE

  • 多発性硬化症に対するフレキサリマブ
    Frexalimab in Multiple Sclerosis

    再発性多発性硬化症患者では,モノクローナル抗体フレキサリマブによる CD40L の阻害が治療戦略として実現可能かもしれない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 禁煙に用いる電子たばこ
    E-Cigarettes for Smoking Cessation

    禁煙に用いる電子たばこ

    禁煙補助に電子たばこを使用している喫煙者もいるが,その有効性は明らかにされていない.標準的な禁煙カウンセリングに追加する,電子たばこの提供に関する新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

  • 複雑性尿路感染症に対するセフェピム・タニボルバクタム
    Cefepime–Taniborbactam for Complicated UTI

    複雑性尿路感染症に対するセフェピム・タニボルバクタム

    複雑性尿路感染症の治療薬として開発中のセフェピム・タニボルバクタム配合剤について,メロペネムによる標準治療と比較した有効性と安全性は明らかにされていない.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 倫理とセーフティネット
    Ethics and the Safety Net

    倫理とセーフティネット

    Dave Chokshi が,米国のセーフティネット医療制度が直面している倫理的問題について論じている.