ORIGINAL ARTICLES

• フィラデルフィア染色体陽性白血病に対するポナチニブの活性
  Ponatinib Activity in Ph-Positive Leukemias

  いくつかのチロシンキナーゼ阻害薬はフィラデルフィア染色体陽性の慢性白血病および急性白血病に対して活性を有するが，薬剤抵抗性と忍容できない副作用によって有効性が制限される可能性がある．ポナチニブは，チロシンキナーゼ阻害薬に抵抗性を示す白血病を対象とした第 2 相試験において高い活性を示したが，動脈血栓症との関連が認められた．

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• 腎移植における腎血管抵抗指数
  Intrarenal Resistive Index in Renal Transplantation

  腎血管抵抗指数（RI）は，移植腎の状態評価のため測定されることが多いが，その有用性は明らかにされていない．この研究により，移植後の事前に規定した時点で測定された RI が示すのは，レシピエントの要因であり，移植腎の内因的特性ではないことが明らかになった．

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• HIV-1 感染に対するドルテグラビル＋アバカビル/ラミブジン
  Dolutegravir plus Abacavir–Lamivudine for HIV-1 Infection

  HIV-1 感染に対する一次抗レトロウイルス療法（ART）は，この 15 年間で著しく進歩している．著者らは，インテグラーゼ阻害薬であるドルテグラビルを含む 1 日 1 回のレジメンが，一次 ART として有効であることを見出した．

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• 生殖補助医療による妊娠で出生した児における癌のリスク
  Cancer Risk among Children after Assisted Conception

  英国の登録データを用いた大規模研究において，生殖補助医療による妊娠で出生した児における癌全体の発生率は上昇していなかった．生殖補助医療による妊娠は肝芽腫と横紋筋肉腫のリスク上昇に関連したが，絶対リスクは小さかった．

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• 短報：抗レトロウイルス療法後の乳児において検出不能となった HIV-1 ウイルス血症
  Brief Report: No Detectable HIV-1 Viremia in an Infant after ART

  HIV-1 に感染した母親から生まれた乳児 1 例で，出生後まもなく血中に HIV-1 RNA が検出された．抗レトロウイルス療法が行われたが，18 ヵ月後に中止された．生後 30 ヵ月まで，HIV-1 の持続感染を示すエビデンスは同定されなかった．

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GLOBAL HEALTH

• 自然災害，武力紛争，公衆衛生
  Natural Disasters, Armed Conflict, and Public Health

  グローバルヘルスシリーズのこの記事では，世界規模の災害は，天災か人災かを問わず，さまざまな点で健康に影響を及ぼすことを概説する．

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CLINICAL PROBLEM-SOLVING

• 胸痛のめずらしい症例
  A Curious Case of Chest Pain

  67 歳の男性が，胸痛のため救急部を受診した．胸痛はその日の早い時間に出現し，数時間かけて増悪した．疼痛は胸骨下に認められ，放散しておらず，体位や摂食によって変化することはなかった．

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