ORIGINAL ARTICLES

• 結核に対する 2 つの短期レジメン
  Two Short-Term Regimens for TB

  結核レジメンを改善する方法の一つとして，治療期間を 6 ヵ月から 4 ヵ月に短縮することがある．1,900 例以上の喀痰塗抹陽性結核患者を対象としたこの試験では，モキシフロキサシンをベースとした 2 つの 4 ヵ月レジメンに，標準的な 6 ヵ月レジメンと同等の有効性は認められなかった．

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• 結核に対するガチフロキサシンをベースとした 4 ヵ月レジメン
  A 4-Month Gatifloxacin-Based Regimen for TB

  結核の治療レジメンを短縮することは，疾患のコントロールに有用である可能性がある．この試験では，サハラ以南アフリカ諸国の結核患者が，ガチフロキサシンをベースとした 4 ヵ月レジメン，または標準的な 6 ヵ月レジメンによる治療を受けた．ガチフロキサシンを用いるレジメンのほうが有効性が低かった．

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• 肺結核に対するリファペンチンとモキシフロキサシン
  Rifapentine and Moxifloxacin for Pulmonary TB

  サハラ以南のアフリカからの報告では，肺結核に対してモキシフロキサシンとリファペンチンを用いた 4 ヵ月レジメンは，2 つの 6 ヵ月レジメンと比較して有益性が低いことが示された．リファペンチンをベースとする 6 ヵ月レジメンの有益性は，標準的な 6 ヵ月レジメンと同程度であった．

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• 転移性大腸癌に対する FOLFOXIRI とベバシズマブ
  FOLFOXIRI and Bevacizumab for Colon Cancer

  転移性大腸癌患者において，フルオロウラシル＋ロイコボリン＋オキサリプラチン＋イリノテカン（FOLFOXIRI）にベバシズマブを併用した場合，フルオロウラシル＋ロイコボリン＋イリノテカン（FOLFIRI）にベバシズマブを併用した場合と比較して，一部の副作用の発現率が上昇したものの，無増悪生存期間と全生存期間は改善した．

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REVIEW ARTICLE

• 市中肺炎
  Community-Acquired Pneumonia

  市中肺炎は診断件数が多い疾患であるが，症例の半数では原因菌が同定されない．抗菌薬耐性菌が増え続けるなか，分子学的診断技術を応用することで標的を絞った治療ができる可能性がある．

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SOUNDING BOARD

• データ共有における患者プライバシーの確保
  Ensuring Patient Privacy in Data Sharing

  医薬品および医療機器の承認後調査は，遅発性有害事象の同定に不可欠であるが，電子カルテデータを共有する場合には，患者プライバシーは保護されなくてはならない．この論文では，承認後の質の高い情報の必要性と，患者プライバシーの尊重とのバランスをとる方法を論じている．

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PERSPECTIVE

• いまあるツールでエボラを治療する
  Treating Ebola with Current Tools

  対症療法はエボラウイルス病（EVD）に特異的な治療でもあり，ほぼ確実に死亡率を低下させることから，多くの EVD 患者を救うことが可能である．しかし，西アフリカの患者の多くでは，このような基本的治療を受ける機会が不足しているために，死亡が続いている．

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