ORIGINAL ARTICLES

• 進行性多巣性白質脳症に対するペムブロリズマブ
  Pembrolizumab for PML

  慢性リンパ性白血病，HIV 感染，リンパ腫，特発性リンパ球減少症に伴う，進行性多巣性白質脳症患者 8 例がペムブロリズマブの投与を受けた．5 例で PML の臨床的改善または安定化が得られ，MRI 上の病変が縮小し，JC ウイルス量が減少した．3 例では臨床的利益は認められなかった．

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• C 型肝炎ウイルス陽性の臓器ドナー
  HCV-Positive Organ Donors

  C 型肝炎ウイルス（HCV）感染ドナーの心臓または肺の移植を受けた HCV 非感染患者に対し，移植後に 4 週間の抗ウイルス治療を開始した．レシピエントの 96%で移植後数時間以内に HCV 感染の早期徴候が認められたにもかかわらず，6 ヵ月間の追跡調査を完了したレシピエント 35 例全例に HCV 感染は確立しなかった．

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• 遠心ポンプを用いる左心補助人工心臓と軸流ポンプを用いる左心補助人工心臓の比較
  Centrifugal-Flow or Axial-Flow Left Ventricular Assist Device

  進行した心不全患者を，遠心ポンプを用いる左心補助人工心臓（LVAD）を植え込む群と軸流ポンプを用いる LVAD を植え込む群に無作為に割り付けた．2 年の時点で，遠心ポンプを用いる LVAD は，ポンプ交換が少ないことと，障害を伴う脳卒中のない状態またはデバイスの不具合による交換・抜去のための再手術を受けていない状態での生存期間が長いことに関連していた．

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• 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍に対するタグラクソフスプ
  Tagraxofusp in BPDCN

  高悪性度の造血器腫瘍である芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の患者が，投与量を増加させるケースシリーズで，細胞毒素であるタグラクソフスプによる治療を受けた．治療歴のない患者の完全奏効率は 72%で，うち 45%が幹細胞移植を受けた．毒性として，肝機能障害，血小板減少症，毛細血管漏出症候群などがあった．

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CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

• アルコール離脱症状と意識障害を呈した男性
  A Man with Alcohol Withdrawal and Altered Mental Status

  54 歳の男性がアルコール離脱症状で入院した．5 日目に，離脱症状が消失後，せん妄状態，嗜眠状態を呈し，反応はほとんどなくなった．臨床検査ではアニオンギャップ代謝性アシドーシスが著明であった．診断のための追加検査の結果を受け取った．

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CLINICAL IMPLICATIONS OF BASIC RESEARCH

• カメとおなか
  The Tortoise and the Tummy

  胃粘膜は経口薬の送達における厄介な障壁である．研究者らのグループは，ひっくり返っても自力で元に戻るカメの甲の形状からヒントを得て，薬剤を胃粘膜から循環血液中に送達するデバイスをデザインし，前臨床モデルで検討した．

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