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    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

February 27, 2020
Vol. 382 No. 9

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 5 年の時点での経カテーテル大動脈弁置換術と外科的大動脈弁置換術との比較
    5 年の時点での経カテーテル大動脈弁置換術と外科的大動脈弁置換術との比較

    中等度リスクの大動脈弁狭窄症患者が,経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)を施行する群と外科的大動脈弁置換術を施行する群に無作為に割り付けられた.5 年の時点で,死亡または障害を伴う脳卒中の発生率に 2 群間で有意差は認められなかった.大動脈弁逆流の発生率は TAVR 群のほうが高かった.

  • トリプルネガティブ乳癌におけるペムブロリズマブ
    Pembrolizumab in Triple-Negative Breast Cancer

    局所進行トリプルネガティブ乳癌患者において,プラチナ製剤ベースの術前化学療法にペムブロリズマブを追加することで,病理学的完全奏効割合が有意に上昇した.化学療法の通常の毒性にこの免疫療法の副作用が追加されたが,大部分の患者は予定された治療を完了した.

  • 同種造血細胞移植における微生物叢の有害な変化
    Deleterious Alterations in the Microbiota in Allogeneic HCT

    この研究では,4 施設で同種造血細胞移植(HCT)中の患者の腸内細菌叢を経時的にモニタリングした.微生物の多様性の低さは HCT 後の転帰がより不良であることと関連した.

  • 短報:全身の異常に関連する VHL の新規変異
    Brief Report: Novel Mutation in VHL Linked to Systemic Abnormalities

    出生時に多血症,成長速度の低下,持続性低血糖,ミトコンドリア機能障害が現れていた若年男性が,VHL の同義ホモ接合型変異(c.222C→A)を有することが明らかになった.これが,短い VHL 蛋白の産生につながる新たなスプライス部位(cryptic splice site)を形成させた.

CLINICAL IMPLICATIONS OF BASIC RESEARCH

  • 腫瘍と T 細胞をともに標的にする
    Targeting Tumor and T-Cell Together

    癌治療に向けて新たに変化を遂げた実験戦略には,宿主免疫の微調整を含むものがある.最近報告された戦略は,癌モデルマウスで行われた,腫瘍細胞を標的としながら,同時に T 細胞の機能を高めるものである.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • ビリアリーキャスト症候群
    Biliary Cast Syndrome

    ビリアリーキャスト症候群

    62 歳の女性が,同所性肝移植の 3 ヵ月後に黄疸で受診した.画像検査で胆管内に陰影欠損が認められた.再肝移植術中に,胆汁の鋳型状の構造物(biliary cast)が認められ,除去された(動画で示す).

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 左乳房に腫瘤を有する男性
    A Man with a Mass in the Left Breast

    左乳房に腫瘤を有する男性

    52 歳の男性が,左乳房のしこりの管理のため当院に紹介された.マンモグラフィで境界不明瞭な円形腫瘤が確認され,左腋窩の超音波検査でリンパ節の異常が認められた.生検で中悪性度の浸潤性乳管癌と転移性腺癌が示された.管理の意思決定がなされた.

REVIEW ARTICLE

  • 梅毒
    Syphilis

    梅毒

    この 20 年間で,梅毒の発生率は急激に上昇している.梅毒を治療しなかった場合と治療した場合の経過はいずれも予測できないことがある.この総説では,梅毒の臨床的認識に関する指針,診断のための検査アルゴリズム,推奨される治療レジメンを示す.

NEJM QUICK TAKE

  • 経カテーテル大動脈弁置換術と手術とで比較した 5 年後の転帰
    Five-Year Outcomes with TAVR or Surgery

    経カテーテル大動脈弁置換術と手術とで比較した 5 年後の転帰

    複数の試験のエビデンスは,症候性大動脈弁狭窄症において,経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)が手術に代わる治療法であることを示しているが,長期的な臨床転帰,生体弁の機能,QOL に関するデータは限られている.新しい研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 被拘束者に対するインフルエンザの予防接種
    Influenza Immunization for Detainees

    被拘束者に対するインフルエンザの予防接種

    Mark Travassos が,拘束されている移民・亡命希望者におけるインフルエンザの蔓延予防について論じている.