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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です．

January 18, 2024
Vol. 390 No. 3

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 男性におけるテストステロン投与と骨折
    Testosterone Treatment and Fractures in Men

    性腺機能低下症の中高年以上の男性を対象としたサブ試験で，テストステロン投与により，臨床的骨折の発生率がプラセボよりも低くなることはなかった．骨折の発生率は，テストステロン群のほうが数値的に高かった．

  • 心臓再同期・除細動治療の長期転帰
    Long-term Resynchronization–Defibrillation Therapy

    心臓再同期療法機能付き除細動器を植え込んだ患者では，除細動器を植え込んだ患者と比較して，生存への利益があることが中央値で約 14 年間の追跡で認められた．

  • ブルキナファソにおける乳児死亡を予防するためのアジスロマイシン
    Azithromycin to Prevent Infant Mortality in Burkina Faso

    無作為化試験で，32,877 人の乳児（生後 5～12 週）にアジスロマイシンまたはプラセボが投与された．生後 6 ヵ月前の死亡に関して，アジスロマイシンの利益を示す知見は得られなかった．

  • 成人の Covid-19 患者に対する経口シムノトレルビル
    Oral Simnotrelvir for Adult Patients with Covid-19

    シムノトレルビルは，in vitro で SARS-CoV-2 に対する活性を示している．中国で行われた第 2・3 相試験で，症状発現後 72 時間以内にシムノトレルビルを投与した場合，プラセボを投与した場合よりも約 36 時間早く症状が消失した．

REVIEW ARTICLE

  • 梅毒合併妊娠と先天梅毒
    Syphilis during Pregnancy and Congenital Syphilis

    梅毒合併妊娠と先天梅毒

    未治療の梅毒が母体と新生児の健康転帰に及ぼす影響は甚大である．この総説では，梅毒合併妊娠と母子感染の症状・影響について考察する．

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • ケジラミ
    Pubic Lice

    ケジラミ

    59 歳の男性が，新しいパートナーとの性的接触後 4 週間続く陰部の重度の痒みを訴えて受診した．診察で，シラミの卵と，カニの形をしたシラミ（動画で示す）が陰毛に付着しているのが認められた．

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 発熱した悪性黒色腫の女性
    A Woman with Melanoma and Fever

    発熱した悪性黒色腫の女性

    IIIC 期悪性黒色腫を切除した 57 歳の女性が，発熱と血圧低下で入院した．BRAF–MEK 阻害薬治療は 4 週間前に開始されていた．診断がなされた．

HEALTH LAW, ETHICS, AND HUMAN RIGHTS

  • 医療 AI ツールを使用することによる責任のリスクを理解する
    Understanding Liability Risk from Health Care AI Tools

    ソフトウェアのエラーに関連する医療過誤訴訟で生じる課題について概説し，人工知能（AI）導入による責任のリスクと，リスクを軽減するための戦略について医療機関と医師に情報を提供する．

NEJM QUICK TAKE

  • 性腺機能低下症におけるテストステロン投与と骨折
    Testosterone Treatment and Fractures in Hypogonadism

    性腺機能低下症におけるテストステロン投与と骨折

    テストステロン投与は性腺機能低下症の男性の骨密度を改善するが，骨折の発生率に対する効果を評価するためには，大規模長期試験が必要である．新しい研究知見が短い動画にまとめられている．

  • 心不全に対する心臓再同期・除細動治療
    Resynchronization–Defibrillation for Heart Failure

    心不全に対する心臓再同期・除細動治療

    心臓再同期療法は，至適薬物療法にもかかわらず心不全症状を有する患者に利益をもたらすことが示されているが，長期転帰に対する効果は明らかにされていない．新しい研究知見が短い動画にまとめられている．

  • 乳児死亡を予防するための定期健診時のアジスロマイシン
    Azithromycin during Well-Infant Visits to Prevent Death

    乳児死亡を予防するために，アジスロマイシンの大量配布を支持するエビデンスがある．通常の定期乳児健診時の配布が，より効率的である可能性があるが，有効性に関するデータは不足している．新しい研究知見が短い動画にまとめられている．

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 医療過誤の発生後
    After a Medical Error

    医療過誤の発生後

    Thomas Gallagher が，有害な医療過誤に対応するための，過去と現在の倫理的アプローチについて論じている．