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This Week at NEJM.org
NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.
November 26, 2009
Vol. 361 No. 22
ORIGINAL ARTICLE
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ナイアシンまたはエゼチミブの投与と頸動脈内膜中膜厚
Niacin or Ezetimibe and Carotid Intima-Media Thickness冠動脈心疾患または冠動脈心疾患リスクを有する患者に,スタチン療法に徐放性ナイアシンを併用することで,頸動脈内膜中膜厚が減少した.一方,スタチン療法にエゼチミブを併用した場合には,逆説的に,低比重リポ蛋白(LDL)コレステロール値の低下に応じて頸動脈内膜中膜厚が増加した.これらの結果から,LDL コレステロール値の低下を目的としてエゼチミブを使用することに疑問が投げかけられる.
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左室駆出率が正常な徐脈患者における両室ペーシング
Biventricular Pacing in Patients with Bradycardia and Normal Ejection Fraction従来の右室心尖部ペーシングは,経時的に左室機能に障害をもたらす可能性がある.この有効性比較試験では,両室ペーシングにより,右室心尖部ペーシングでみられる左室駆出率の低下が予防された.この結果は,永久ペーシングを必要とする除脈患者の治療に影響を与える.
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自己免疫性膵炎に関連する新たな自己抗体
A Novel Antibody Associated with Autoimmune Pancreatitis自己免疫性膵炎の原因は明らかにされておらず,また,自己免疫性膵炎と膵癌は鑑別が困難な場合がある.著者らは,自己免疫性膵炎患者の約 95%に認められるが,膵癌患者では 5%しか認められない抗体を同定した.
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B リンパ球消失と β 細胞機能の維持におけるリツキシマブの効果
Rituximab, B-Lymphocyte Depletion, and Preservation of Beta-Cell Functionこの第 2 相試験では,1 型糖尿病患者にリツキシマブを投与して B リンパ球を消失させることがどのような意義をもつかを検討した.1 サイクルのリツキシマブ投与により,β 細胞の機能が 1 年間,部分的に維持された.この結果から,B リンパ球が 1 型糖尿病の病因に関与していることが示唆された.
DRUG THERAPY
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高血圧に対する利尿薬
Diuretics for Hypertensionこの総説では,高血圧の長期治療に適応されることの多いサイアザイド系利尿薬に焦点を当てている.単剤療法で用いる場合,サイアザイド系利尿薬は血圧を低下させる.また,サイアザイドはほかの降圧薬の効果を高め,高血圧に関連する病態と死亡を減少させることができる.
CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL
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下肢の腫脹と皮膚の変化がみられる慢性腎不全の女性
A Woman with Chronic Renal Failure, Leg Swelling, and Skin Changes46 歳の女性が,下肢の腫脹と皮膚の変化がみられたため当院に紹介されてきた.女性は,先天性尿管逆流が原因で慢性腎臓病になり,最近は血液透析を受けていた.また,2 年前から左下肢に再発性の深部静脈血栓を有していた.下肢の腫脹が持続し,両脚の皮膚に肥厚と紅斑が発現して,歩行,座位,屈曲が困難になった.皮膚生検の所見は,好酸球性筋膜炎の診断に一致すると考えられた.その後 14 ヵ月間で両脚と片腕の皮膚が硬化し,嚥下困難をきたした.診断手技が行われた.