ORIGINAL ARTICLES

• 好酸球性喘息に対するメポリズマブ
  Mepolizumab for Eosinophilic Asthma

  血中好酸球高値で，グルココルチコイドによる治療を行っても喘息コントロールが不良な喘息患者を対象とした 2 件の研究において，インターロイキン-5 に結合し不活性化させるモノクローナル抗体を投与した患者では，喘息の増悪が減少し，グルココルチコイドの減量が可能であった．

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• 冠血流予備量比と経皮的冠動脈インターベンション
  Fractional Flow Reserve and PCI

  この試験では，冠血流予備量比を用いて，高リスクの冠動脈狭窄を有する患者を同定し，経皮的冠動脈インターベンション（PCI）と内科的治療を併用する群と内科的治療を単独で行う群に割り付けた．低リスク病変の患者は登録した．転帰は PCI 群のほうが内科的治療群よりも良好であった．

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• 静脈瘤に対する治療法の比較
  Comparing Treatments for Varicose Veins

  静脈瘤の治療法に関するこの試験では，超音波ガイド下フォーム硬化療法，血管内レーザー焼灼術，外科手術のあいだで 6 ヵ月後の QOL に顕著な差がないことが明らかになった．しかし，疾患特異的 QOL は，フォーム硬化療法後のほうが外科手術後よりもわずかに低かった．

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CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

• 下痢，悪心，体重減少を呈する男性
  A Man with Diarrhea, Nausea, and Weight Loss

  29 歳の男性が，1 年間続く下痢と，体重減少のためウォークイン・クリニックを受診した．初回の臨床検査では，肝アミノトランスフェラーゼ値の上昇が認められ，フェリチン値が 1,716 ng/mL であった．診断手技が行われた．

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SOUNDING BOARD

• 友人・家族の治療における倫理的課題
  Ethical Challenges in Treating Friends and Family

  著者らは，医師が家族や友人に医療を施す場合に生じる倫理的問題について論じている．また，このようなケースに関する専門的なガイドラインについて概説する．

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PERSPECTIVE

• よい死 ― エボラと犠牲
  A Good Death ― Ebola and Sacrifice

  リベリアのモンロビアにあるジョン・F・ケネディ記念医療センターの救急部長 Sam Brisbane 医師が，最近エボラのため死亡した．著者らは，みずからを犠牲にしてこの恐ろしい病にかかった患者の治療にあたった他の医師と同様に，彼もよい死を遂げたと信じている．

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CORRESPONDENCE

• 化膿性肉芽腫とベムラフェニブ
  Pyogenic Granuloma and Vemurafenib

  BRAF 阻害薬ベムラフェニブは，主に MAP キナーゼの活性化を介する，皮膚への種々の有害作用に関連している．ベムラフェニブが有効であった悪性黒色腫の 1 例で，化膿性肉芽腫が認められた．

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