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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です．

September 22, 2022
Vol. 387 No. 12

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 血糖降下薬による血糖の転帰
    Glycemic Outcomes of Glycemia Reduction

    糖化ヘモグロビンの目標値を維持するために，メトホルミンに加えて，血糖降下薬であるグラルギン，グリメピリド，リラグルチド，シタグリプチンのいずれかを投与する試験で，4 種類の薬剤は，いずれも糖化ヘモグロビン値を低下させた．

  • 血糖降下薬による微小血管転帰
    Microvascular Outcomes of Glycemia Reduction

    メトホルミンに加えて，インスリングラルギン，グリメピリド，リラグルチド，シタグリプチンのいずれかを投与する試験の，微小血管合併症と死亡の発生率に対する効果を比較した副次的解析で，大きな群間差は認められなかった．

  • 左室駆出率が保持された心不全に対するダパグリフロジン
    Dapaglif lozin in Heart Failure with Preserved EF

    左室駆出率が軽度低下または保持された心不全患者を対象とした試験で，ダパグリフロジンは心不全の悪化または心血管死のリスクを低下させた．

  • SOD1 変異による筋萎縮性側索硬化症に対するアンチセンスオリゴヌクレオチド製剤
    Antisense Oligonucleotide for SOD1 ALS

    SOD1 変異による筋萎縮性側索硬化症（ALS）の患者 108 例で，アンチセンス分子トフェルセンの髄腔内投与が検討された．疾患進行が速いと予測されたサブグループでは，28 週の期間中，プラセボとの臨床的な差は認められなかった．

REVIEW ARTICLE

  • バーキットリンパ腫
    Burkitt’s Lymphoma

    バーキットリンパ腫

    バーキットリンパ腫は，急速に増殖する胚中心 B 細胞リンパ腫である．大部分の患者は，化学療法と腫瘍崩壊症候群の予防により治癒する．再発例，中枢神経系浸潤例は予後不良である．

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 慢性下痢と自己免疫性腸症を有する男性
    A Man with Chronic Diarrhea and Autoimmune Enteropathy

    33 歳の男性が，乳児期に初回発症した下痢が再発したため評価を受けた．自己免疫性腸症と診断されていたが，治療にもかかわらず症状が再発した．診断のための検査が行われた．

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • ウェレンズ症候群
    Wellens’ Syndrome

    58 歳の男性が，安静時の断続的な胸痛を訴えて受診した．疼痛がないあいだに行われた心電図検査では，V1～V2 誘導で二相性 T 波，V3～V4 誘導で陰性 T 波が認められた．

NEJM QUICK TAKE

  • 2 型糖尿病に対する血糖降下薬
    Glycemia Reduction Approaches in Type 2 Diabetes

    2 型糖尿病に対する血糖降下薬

    メトホルミンは，2 型糖尿病で血糖コントロールに用いられる主要な薬剤である．血糖降下薬の追加が必要となることが多いが，利用可能な血糖降下薬の相対的有効性は明らかにされていない．新しい研究知見が短い動画にまとめられている．

  • 駆出率が 40%を超える心不全に対するダパグリフロジン
    Dapagliflozin in Heart Failure with EF of More Than 40%

    駆出率が 40%を超える心不全に対するダパグリフロジン

    ガイドラインでは，心不全で駆出率が 40%以下の患者にはナトリウム–グルコース共輸送体 2（SGLT2）阻害薬が推奨されているが，駆出率がより高い患者に対する利益はそれほど明らかにされていない．新しい研究知見が短い動画にまとめられている．

  • SOD1 変異による筋萎縮性側索硬化症に対するトフェルセン
    Tofersen for SOD1-Mutated Amyotrophic Lateral Sclerosis

    SOD1 変異による筋萎縮性側索硬化症に対するトフェルセン

    筋萎縮性側索硬化症（ALS）症例の少数は SOD1 の変異に関連している．トフェルセンは，SOD1 蛋白の合成を抑制するようデザインされたアンチセンスオリゴヌクレオチド製剤であるが，ALS 患者における効果は明らかにされていない．新しい研究知見が短い動画にまとめられている．

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 医療の質を規制する
    Regulating Quality of Care

    医療の質を規制する

    Nathan Cortez が，米国で回避可能な医療過誤を防ぐために設計された法律と規制制度について論じている．