The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

October 20, 2011
Vol. 365 No. 16

ORIGINAL ARTICLE

  • 結核と HIV の重複感染に対する抗レトロウイルス療法
    Antiretroviral Therapy in TB and HIV Coinfection

    HIV 感染と結核が新たに診断された患者では,抗レトロウイルス療法をいつ開始すべきかが議論されている.カンボジアで行われたこの試験では,抗レトロウイルス療法を結核療法開始から 2 週間後に開始する治療法が,8 週間後に開始する治療法よりも優れ,死亡率を低下させた.

  • HIV と結核に対する抗レトロウイルス療法の開始時期
    Timing of Antiretroviral Therapy for HIV and TB

    HIV と結核に重複感染した患者 809 例を対象としたこの多国研究では,両感染に対する治療を早期に開始するほうが,抗結核療法を先に開始し 8~12 週後に抗レトロウイルス療法を開始するよりも,CD4+T 細胞数が 50 個/mm3 未満の患者においては有益であった.

  • 抗レトロウイルス療法と結核治療の統合
    Integration of Antiretroviral Therapy with TB Treatment

    この南アフリカの試験では,新たに診断された HIV 感染と結核を有する患者では,抗レトロウイルス療法の早期開始は免疫再構築症候群と有害事象の高い発生率に関連していたが,その一方で AIDS 未発症生存率の増加にも関連していた.

  • 短報:免疫と ADAM17
    Brief Report: Immunity and ADAM17

    一組の兄妹において,腫瘍壊死因子 α などの細胞表面蛋白を切断する酵素 ADAM17 の機能を欠失させる変異が,炎症性の皮膚・腸疾患に関連することが明らかになった.

SPECIAL ARTICLE

  • 近隣環境,肥満,糖尿病
    Neighborhoods, Obesity, and Diabetes

    この研究では,子どもをもつ女性が,貧困率の高い近隣環境から貧困率のより低い近隣環境へ転居できるようにした.転居は,極度の肥満と糖尿病の有病率における,わずかではあるが重要である可能性のある低下と関連していた.

CLINICAL THERAPEUTICS

  • 増殖性網膜症に対する汎網膜光凝固術
    Panretinal Photocoagulation for Proliferative Retinopathy

    55 歳の 2 型糖尿病の男性が増殖性網膜症を発症した.低酸素状態の網膜細胞を破壊することで抗血管内皮増殖因子(VEGF)の産生を低下させる,汎網膜光凝固術が推奨されている.周辺視力と夜間視力が低下する可能性がある.

CLINICAL IMPLICATIONS OF BASIC RESEARCH

  • インフルエンザとたたかう
    Fighting the Flu

    インフルエンザウイルス遺伝子の不連続抗原変異と連続抗原変異は,長期にわたり有効な抗ウイルス薬やワクチンのデザインに障害となる.しかし,最近の研究により,この目的が達成可能であることが示唆されている.

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 空腸の憩室出血
    Jejunal Diverticular Bleeding

    空腸の憩室出血

    77 歳の女性が,肉眼的血便の再発で救急部を受診した.女性には低血圧と貧血が認められ,ヘモグロビン値は 5.7 g/dL であった.女性は食道胃十二指腸鏡検査を受けたことがあるが,出血源は確認されていない.

CLINICAL PRACTICE AUDIO

  • 小児急性リンパ性白血病の成人期プライマリケア
    Adult Primary Care after Childhood Acute Lymphoblastic Leukemia

    この論文では,小児癌でもっとも多い急性リンパ性白血病患児の成人期ケアに関する手引きを提示している.治療は,晩期にその他いくつかの病態が発生するリスクの上昇と関連している.経過観察と患者教育戦略について検討する.

INTERACTIVE MEDICAL CASE

  • 発熱の鳥瞰図
    Bird's-Eye View of Fever

    発熱の鳥瞰図

    この双方向の特集記事では,78 歳の男性の症例を紹介する.4 ヵ月にわたる疲労の悪化,全身の筋力低下,食欲不振がみられ,意図しない 11.4 kg の体重減少があった.NEJM.org でご自身の診断・治療技術を確認してください.

VIDEOS IN CLINICAL MEDICINE

  • 成人に対する小手術における意識下鎮静法
    Conscious Sedation for Minor Procedures in Adults

    意識下鎮静法は,患者に不快感や疼痛をもたらすあらゆる手術に対し考慮できる.このビデオでは,成人に対する小手術時に使用する静脈内意識下鎮静法の装置と手技を示す.