The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE

日本国内版

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  • This Week at NEJM.org

    NEJM.orgからピックアップされている注目記事の一覧です.

February 25, 2016
Vol. 374 No. 8

This Week in the JOURNAL

ORIGINAL ARTICLES

  • 外科研修における勤務時間の柔軟性
    Duty-Hour Flexibility in Surgical Training

    外科レジデントの勤務時間に関して,米国卒後医学教育認定評議会(ACGME)による方針と,より柔軟な方針とを比較した無作為化試験において,柔軟な方針は,患者転帰について非劣性であり,健康全般と教育の質全般に関するレジデントの満足度に有意差をもたらさなかった.

  • 冠動脈手術前のアスピリン投与の継続
    Continuing Aspirin before Coronary-Artery Surgery

    冠動脈手術を受ける患者 2,100 例を対象とした無作為化試験において,アスピリン投与を継続しても,プラセボ投与と比較して,術後 30 日以内の出血のリスクが上昇することも,術後 30 日以内の死亡および血栓症のリスクが低下することもなかった.

  • 卵巣癌に対するパクリタキセルの週 1 回投与と 3 週ごと投与との比較
    Weekly vs. Every-3-Week Paclitaxel for Ovarian Cancer

    進行卵巣癌の女性を対象に,化学療法の頻回投与レジメン(薬物の送達頻度が増加する)の有効性が検討された.全例にカルボプラチンを投与し,半数にはパクリタキセルを週 1 回,残り半数には 3 週ごとに投与した.無増悪生存期間に群間で差は認められなかった.

  • 早産児における酸素飽和度の目標値
    Oxygen-Saturation Targets in Preterm Infants

    早産児を対象とした 2 つの試験において,酸素飽和度の目標値を 85~89%にした場合,91~95%にした場合と比較して,2 歳の時点での死亡または障害の発生率が有意差はないものの高かったが,2 試験を合わせた事後解析では,死亡または障害の複合リスクと,死亡のみのリスクが有意に高かった.

REVIEW ARTICLE

  • 小児 HIV-1 感染の撲滅における課題
    Challenges in Eliminating Pediatric HIV-1 Infection

    HIV-1 の母子感染を予防するには,母子のケアを,妊娠中,分娩中,分娩後と一連の段階を踏んで行う必要がある.この総説では,これらの段階について概説し,資源が限られた国やそれ以外の国における進展についてまとめている.

CASE RECORDS OF THE MASSACHUSETTS GENERAL HOSPITAL

  • 腹部痙攣と発熱を呈する男児
    A Boy with Abdominal Cramping and Fevers

    10 歳の男児が,腹部痙攣と発熱で胃腸科クリニックを受診した.腹部画像検査にて,結腸壁の一部に全周性肥厚と,腸間膜リンパ節腫脹が認められた.診断手技が行われた.

PERSPECTIVE

  • 人種差別主義の患者に対応する
    Dealing with Racist Patients

    患者が,医師の人種・民族的背景に基づいて治療を拒否することは,倫理的,法律的,臨床的に争点の多い問題となり,医師に苦痛と困惑を与えうる.このような状況における正しい意思決定は,5 つの倫理的・実際的因子に基づいて行われる.

Videos, Images, and Multimedia

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE

  • 膀胱の卵殻状石灰化
    Eggshell Calcifications of the Bladder

    膀胱の卵殻状石灰化

    43 歳の男性が,排尿困難と間欠的な血尿で受診した.受診前の 6 ヵ月間にも同様のエピソードが数回出現しており,直腸出血のエピソードもあった.CT にて,右尿管と右腎臓の水・水尿管症が,壁石灰化を伴って認められた.

NEJM QUICK TAKE

  • 外科研修における柔軟な勤務時間
    Flexible Duty Hours in Surgical Training

    外科研修における柔軟な勤務時間

    米国卒後医学教育認定評議会(ACGME)は,レジデントの長時間勤務シフトを最小限に抑え,患者に危害を与える可能性を減らすため,勤務時間に関する方針を策定した.この方針は,患者転帰やレジデントの学習体験に影響を及ぼすであろうか? 最新の研究知見が短い動画にまとめられている.

PERSPECTIVE AUDIO INTERVIEW

  • 薬価高騰に対処する
    Addressing Escalating Drug Prices

    Rena Conti が,処方薬のコスト抑制に有用となる可能性のある政策案について論じている.